施工例


物件

O様邸

1

コンクリート打放しの家の周りが池になっています。
アプローチは石張りになっており、水面よりわずかに高いだけで、まるで水の中を歩いているような錯覚に陥ります。
 このアプローチを進んでいくと階段があり、それを上ると、今度はコンクリート製の橋となったアプローチが2階にある玄関へと繋がっています。

 家の周りにある池では毎時11トンの水を循環させ、ステリライザーをポンプに装着しています。これについては設計当初からの参画ではなかったため、ポンプの能力を落とさざるを得ませんでした。毎時50トンクラスのポンプを使用すれば、これより更に見事な流れを表現できたと思います。

 

Y様邸

3

中庭に版築塀(はんちく)を造りました。土でできておりますが、その土の表面を磨くことで鈍く光を反射しております。ただの土の塀ですが、雨にも崩れません。

 極めて高度な技術を要する塀で、日本中で造られているもののほとんどがセメントを使った稚拙なものばかりです。詳しくはWikipediaの版築についてのページをご覧下さい。
 また、社長の井出のブログ「手抜き工事の話・・・・・」にも詳しく「版築」のことを書いておりますのでそれも併せてお読みいただくと、日本中でいいかげんな「版築」が造られていることがご理解頂けます。

T様邸

2

弊社はあまり合成樹脂の塗り壁の施工は致しません。
 基本的に塗り壁はその施工においてかなり手抜きができるうえ、門外漢の方はすぐにはそれがわかりません。施工業者にとっては利益率が高いので日本中手抜き工事の塗り壁が大流行です。加えて、耐久性にも劣る商材でもありますので、どうしてもと言われるお客様に以外には弊社はお勧め致しません。

 丁寧な塗り壁施工と、そうでない施工がどれほど違うのか、興味がおありの方はお問い合わせ下さい。
 いいかげんな施工では、トータルコストは結局のところ最も高くつきやすい商材だと思います。

MS様邸

1

仕事を終えられた後、デッキに座って水蜂から流れ出る水音を聴くのが一番の癒し……とお客様は仰ります。

※新日軽様デッキカタログ表紙に掲載されました。

OO様邸

1

小さな里山の風景を表現しました。
 今ではほとんど見ることがなくなった、竹で小舞(こまい)を編んだ昔ながらの土壁の家には、地元の野山の草木がよく馴染みます。

弊社エクステリアセンター

2

水と霧が流れる水鉢の周りを石積みしました。
 現在では県内でも積める庭師がほとんどいなくなりました。セメントなどを一切使わないお城の石垣などに使われてきた工法です。
 内側は三分勾配(約73度)、外側は二分勾配(約78度)の角度で積んでいます。

 石積みに適した石が工事現場に用意できていれば、とても早いスピードで積む事が可能です。

 ※現代の石垣は表面から見える見えないに関わらず、ほとんどがセメント(コンクリート)が使われています。

K様邸

4

立石から流れ出る水を地下に受けて音を響かせています。ポーチ部分のRのラインにも工夫を凝らしました。
 特に、タイルの蹴上(けあげ・立ち上がりの面の事)部分は短冊状に切るなど、流麗なRラインを生み出すために非常に手間をかけて仕上げました。このようなラインは大判のタイルではあまり見る機会がないと思います。

M様邸

7

 陶製のボールから流れ出る水を地下に受け、音を響かせる工夫を凝らしました。このような形の水琴窟は、恐らく日本で初めての試みだと思います。

OK様邸

3

 顔料(岩石由来です)を混ぜた花崗岩風化土と砂を15ミリの厚さで塗りこみ、追っかけ技法で掻き落としをしました。
何度もテストを重ね、完成にあたり下地の養生に三ヶ月以上をかけた作品です。

薄い土壁なのに雨風に耐えるように特殊な技法を開発しました。

ライトは手作りで、水路に面した場所に廃瓦とともに並べました。

土壁の建物側には水琴窟を配置し揺らめく光とともに素敵な音色が室内まで届きます

 

 

M様邸

4

アプローチの中心に走るカナート(地下水路と地上水路の併用)には奥の水鉢より水がこんこんと流れており、蒼いLEDの照明が玄関へと導いてくれます。
 和室の中庭は淡い照明と低木でシンプルに、リビングの庭はと水琴窟と光の揺らめきのコラボが楽しめます。
また、すべての灯火はテレビのリモコンでコントロールできるようにしております。